【ポリッシャーで床磨き】選び方や使い方&おすすめモデルを紹介

【ポリッシャーで床磨き】選び方や使い方&おすすめモデルを紹介

広いオフィスや施設で床磨きをするとなると、デッキブラシやモップではなかなか大変な作業ですよね。そんな床のお掃除を格段に効率良くできるのが床用ポリッシャーです。大きなビルなどで一度は目にする大型の掃除機械ですが、実はポリッシャーにも用途によってさまざまな種類があります。
そこで今回は、床用ポリッシャーの種類や選び方、使い方、そして床磨きにおすすめのポリッシャーを詳しくご紹介していきます。

床用ポリッシャーとは?

床用ポリッシャーとは、フロアポリッシャーとも呼ばれ、円形のブラシを回転させることで床の洗浄を行う床掃除の代表的な大型機械です。
主な用途としては、

  • 床の洗浄
  • 床磨き(研磨)
  • 床のワックス剥がし(剥離)

が挙げられ、一般的にはオフィスビルや施設などの業務用の床磨き機として使用されています。手動で行うデッキブラシやモップに比べ、格段に効率良くきれいに仕上げられるため、特に広い場所の掃除には欠かせない電動機械と言えるでしょう。床タイルや化学床全般、木床フローリングなどに使用することができます。

床用ポリッシャーの選び方

床用ポリッシャーには、用途によってさまざまなサイズや種類があるため、初めての方は選び方のポイントをよく押さえておくことが大切です。また、本体以外にパーツも必要になるため、購入したポリッシャーの種類はしっかり確認しておきましょう。

|サイズで選ぶ

床用ポリッシャーのサイズには、主に8インチ、12インチ、14インチがあり、掃除をする作業場所によってインチ数を変える必要があります。以下でサイズの特徴や目安を見ていきましょう。

▶8インチ

床用ポリッシャーの中でも一番小さいインチ数で、一般住宅や小規模店舗で使用されます。特に狭い場所や障害物のある場所での取り回しが良く、初めてポリッシャーを使用する方にも扱いやすいサイズです。収納スペースもとらないので、家庭や小規模店舗におすすめです。

▶12インチ

最もよく使用される一般的な床用ポリッシャーの大きさで、中規模店舗やオフィスなどの床掃除に使用されます。14インチに比べて大きすぎず重すぎず、汎用性の高い標準サイズと言えます。ただし、物が多く置いてある場所では扱いにくいので、あらかじめかけやすい状態にしておく必要があります。
オプションの種類が充実しているため、選択肢には困りません。

▶14インチ

床用ポリッシャーの中では最大サイズで、12インチと同様、こちらも業務用でよく使用される主流のポリッシャーです。ホールや工場、オフィスビルなど施設の広範囲を効率良く掃除するのに適しています。障害物が多い場合は12インチにサイズダウンすると扱いやすくなります。

|用途で選ぶ

▶タンク付きポリッシャー

ポリッシャーにタンクが付いたタイプで、洗浄作業をしながら洗剤を撒いたり、注水することができます。散水をするために作業を中断する必要もないので、ストレスなく効率的に作業を進めることができます。
タンク用の穴があいているポリッシャーであれば、あとからタンクを取り付けることも可能です。穴があいてなければ、メーカーに依頼をして穴をあけてもらうこともできます。

▶横振れしないポリッシャー

一般的な床用ポリッシャーは、搭載された1つのブラシが回転することで、左右前後に引っ張られる力がかかり、慣れていない人ほど振り回されるような横振れがしやすくなります。
しかし、横振れしないポリッシャーの場合、ブラシを2つ設けることで横振れしない安定した走行を実現し、初心者でも扱いやすくなっているのが特徴です。

|給電方式で選ぶ

▶AC電源式

通常、床用ポリッシャーは電源コード式のモデルがほとんどで、コンセントから直接給電することでパワーのある力強い洗浄作業を可能にします。充電残量を気にすることもなく、安定した給電ができるので、広い場所でも効率的な作業をすることができます。

▶充電式

リチウムイオン電池を採用したバッテリー式のコードレスポリッシャーも展開されています。階段や狭い場所など、移動の多い細かい場所の床洗浄を得意とします。小型の軽量モデルが多いため、持ち運びしやすい便利なポリッシャーです。また、煩わしく感じるコードもないので、足に引っ掛けたりポリッシャーに巻き込むこともありません。

家庭用ならハンディタイプも

ポリッシャーの中には、小型ハンディで使える電動工具タイプのものもあります。主に洗車用に使用されますが、先端をブラシに付け替えることで掃除用の床磨きとしても活用することができます。床用に比べて価格も安く、収納も困らないため、家庭用で手軽に使うにはおすすめされます。

床用ポリッシャーの使い方

床用ポリッシャーはパワーのある大型機械なため、初心者には難しいことも多く、うまく使いこなすにはコツが必要です。最初はポリッシャーに振り回されがちになりますが、以下の準備手順とコツを押さえ、徐々にポリッシャーのかけ方に慣れていきましょう。

▶準備手順

  1. ハンドルを立たせた状態で本体を寝かせ、取り付け金具にブラシまたはパッド台を装着する
  2. 爪同士を合わせて左に回すことでしっかり噛み合わせることができます。

  3. 本体のスイッチがOFFになっていることを確認し、コンセントにプラグを差し込む
  4. ポリッシャーを立て、作業しやすい腰の位置でハンドルを固定する
  5. 床と本体が水平になっていることを確認し、スイッチをONにする

▶操作方法と使い方のコツ

床用ポリッシャーは左右に動かしながら洗浄作業をしていきます。
操作する際は、腕力だけで力任せにコントロールするのではなく、回転する力を利用して移動させます。手だけではなく、腰を使って動かすイメージをすると良いでしょう。
ポリッシャーの操作方法は、

  • ハンドルを下げると左に
  • ハンドルを上げると右に

移動します。
また、前進するときはハンドルの右側を、後進するときはハンドルの左側を上げて操作していきます。使いながら慣れていくようにしましょう。

床磨きにおすすめのポリッシャー

ここからは、床洗浄におすすめの床用ポリッシャーを用途別で一挙ご紹介していきます。なお、本体に装着するブラシやパッドはセットになっていないので、別途で購入するようにしてください。

【業務用】アマノ 12インチポリッシャー CMP120

床用ポリッシャーの主要メーカー、アマノ武蔵電機が扱う人気の12インチポリッシャーです。AC100Vの消費電力は1050W、ハンドルの長さを調節できる伸縮タイプで、便利なタンク付きも選ぶことができます。オフィスや工場など中規模店舗の床洗浄におすすめです。
サイズアップのモデルが希望であれば、【14インチポリッシャー CMP140】をチェックしてみると良いでしょう。

【初心者用】アマノ フロアポリッシャー AFP-70W

こちらもアマノが取り扱う初心者向けの床用ポリッシャーです。ヘッドには2つのブラシが搭載され、横振れしない安定した操作性が実現されています。消費電力は400W、ポリッシャーのサイズは14インチですが、本体の重さは16kgと軽量なことが特徴です。

【バッテリー式】ペンギン オールウェイ コードレスポリッシャーBP-90LiⅡ

業務用の床ワックスやフロア掃除機を取り扱うメーカー、ペンギンワックスが販売するコードレスポリッシャーです。ポリッシャーサイズは9インチで、階段や狭いスペースなどで効率的に床洗浄をすることができます。また、調節レバーで簡単にハンドルの長さが変えられる伸縮タイプなので、階段での作業もスムーズに行えます。バッテリーの連続稼働時間は最大4時間で、充電時間は最速60分となっています。
コードレスタイプはあまり展開されていないので、ぜひチェックしてみると良いでしょう。

まとめ

これまでに床用ポリッシャーについてご紹介してきましたが、大型機械なのでやはりどうしても価格は高いものが多いです。そのため、使用頻度が高くなければ、レンタルサービスを利用するのもおすすめです。また、少しでも安く購入したいのであれば、オークションやフリマなどで中古品を探してみるのもありでしょう。