インパクトドライバーのコード式モデルの特徴と選び方&おすすめ

インパクトドライバーのコード式モデルの特徴と選び方&おすすめ

コード式インパクトドライバーといえば、電源から直接給電できるパワフルさが魅力ですよね。とはいえ、用途によっては使いにくいことがありますから、せっかくコード式を購入するなら、充電式との違いや特徴、選び方は事前によく押さえておきたいところです。
そこで今回は、コード式インパクトドライバーのメリットやデメリットをはじめ、選び方からおすすめのコード式モデルをご紹介していきます。

コード式インパクトドライバーの特徴

インパクトドライバーのコード式は、バッテリーを取り付けて使う充電式とはどのように違い、どのような作業に向いているのでしょうか。まずは、コード式のメリット・デメリットからコード式に適した用途について以下で詳しく見ていきましょう。

|コード式インパクトドライバーのメリット

安定したパワーを維持できる

コード式の一番のメリットは、やはり電源から安定したパワーを供給できるという点でしょう。充電式ではバッテリー不足でパワーダウンすることがありますが、コード式では一定のパワーで効率的に作業をこなすことができます。そのため、特に長時間の作業が多いのであれば、コード式がおすすめです。

作業を中断する必要がない

バッテリー切れで作業を中断する必要がないのもコード式のメリットです。
充電式の場合、一度のフル充電に約30~45分程度かかるため、バッテリーが切れてしまうと一旦作業を中断せざるを得ません。しかし、コード式であればバッテリー切れをすることもなく、作業に集中することができます。

充電式に比べて軽量

充電式の場合、バッテリーをドライバーに装着して使用するため、初心者や女性が使うには重量があり負担になります。しかし、コード式ではバッテリーがないぶん、比較的軽量で長時間の作業でも疲れにくいでしょう。

|コード式インパクトドライバーのデメリット

電源を確保しなければならない

近くに電源を確保する必要があるため、場所を問わずどこでも使うことは難しく、使用する場所が限られます。したがって、電源が確保できる場所で集中的に作業する方にはおすすめです。
場所を選ばず作業をしたい方は、充電式を選びましょう。

取り回しが悪い

コードが邪魔になるため、取り回しは充電式よりも劣ります。作業をする箇所によっては扱いにくいことがあるでしょう。また、コードを踏んだり引っ張ったりして損傷させることがないように注意が必要です。

コード式インパクトドライバーの選び方

コード式インパクトドライバーのメリット・デメリットを見てきたところで、次に選び方のポイントを見ていきましょう。

▶締め付けトルクのチェック

締め付けトルクとは、ネジやボルトを締め付けるためのパワー(締め付け力)を指し、N・m(ニュートンメートル)の単位で表されます。インパクトドライバーを選ぶ際、一番チェックしたい要素と言えるので、以下の作業別トルクの目安は押さえておくと良いでしょう。

  • 30(N・m):家具の組み立てや家庭でのDIY
  • 90(N・m):本格的なDIY・日曜大工
  • 120(N・m)以上:現場作業・さらに本格的なDIY

▶モードの切り替えがあるかどうか

メーカーによっては、通常のインパクトモード以外にも、インパクトを動作させないドリルモードや、コンクリートに穴をあける振動モードなど、モードの切り替えができるモデルも販売されています。
初めての電動工具でさまざまな作業に使用したいのであれば、モードの切り替えが搭載されているものを選ぶのも良いでしょう。

▶重量の重さ

特に長時間作業する場合や初心者の場合、インパクトドライバーの重さもチェックしておきたいところです。前述したように、コード式は充電式と比較すると軽量で、おおよそ0.9kg~1.5kg程度のものがあります。手に持って作業をするため、あまり重すぎないものを選ぶと良いでしょう。

▶付属品の有無

インパクトドライバーの中には、豊富なドリルビットや便利な収納ケースがセットになっているものがあります。初心者で初めて電動工具を揃える場合は、付属品にも着目してみると良いですね。

格安機を探すなら中古品やレンタルも

初心者の中には、電動工具を購入すること自体をためらってしまう方もいるかもしれません。そんな敷居が高く感じる方には、中古品やレンタルサービスを検討するのもおすすめです。
中でも電動工具のレンタルサービスは、カインズホームなどのホームセンターで行っているので、気軽に利用してみると良いでしょう。

おすすめのコード式インパクトドライバー

ここからは、口コミ評価や人気ランキングをもとにコード式インパクトドライバーのおすすめの機種をご紹介していきます。

マキタ(Makita) DIYモデル AC100Vインパクトドライバ MTD0100

電動工具といえば、大手主要メーカーのマキタですよね。こちらはマキタが販売するDIYモデルのコード式インパクトドライバーです。AC100Vの230W、最大締め付けトルクは100N・mで、家庭での本格的なDIYに十分なパワーを発揮します。
また、重量は1.0kgと比較的軽量で、初心者でも負担にならない握りやすいソフトグリップとなっています。さらに、LEDライトも付いているので、暗所での作業でも安心して使用することができます。
安心と信頼のマキタモデルを探している方は、こちらのコード式をチェックしてみてください。

京セラ(Kyocera) 旧リョービ インパクトドライバ CID-1100 657100A

大手メーカーの旧リョービ、京セラが販売するコード式のインパクトドライバーです。AC100Vの180Wに、最大締め付けトルクは110N・mとパワフルな性能を備え、本格的なDIYにも活躍します。本体重量は1.0kgで、手にフィットする細目のグリップは握りやすく、作業での負担も軽減してくれます。また、こちらはプラスのドライバービット1本がセットになっています。

HiKOKI(ハイコーキ) 旧日立工機 インパクトドライバー WH12VE

旧日立工機、ハイコーキが販売するコード式インパクトドライバーです。こちらのモデルはなんといっても400wに最大締め付けトルク165N・mのパワフルさが魅力で、本格的なDIYはもちろん、プロの現場作業でも活躍します。さらに注目したいのは打撃力が4段階切り替えられる機能が搭載されている点で、作業用途に応じて幅広く活用することができます。
本格的なコードレスインパクトドライバーを探している方は、こちらのモデルは必見です。

最後に

コード式インパクトドライバーはコードが煩わしく感じますが、やはりパワーの持続力にはコード式に軍配が上がります。特に連続使用が多い場合はコード式が適していますし、パワーダウンすることもなく効率的に作業を進められる点は強みでしょう。
今回ご紹介した記事を参考に、作業用途に合ったコード式インパクトドライバーを探してみてください。