インパクトドライバーの安い機種の選び方!注意点やおすすめ4選

インパクトドライバーの安い機種の選び方!注意点やおすすめ4選

家具の組み立てやちょっとしたDIYに、入門用として安いインパクトドライバーを探している方もいることでしょう。そこまで本格的なものでなくても、初心者にも使える頃合いのモデルがあれば嬉しいところです。
そこで今回は、初心者に向けて安いインパクトドライバーを選ぶ際のポイントや注意点、おすすめの安いモデルを徹底解説していきます。

安いインパクトドライバーの選び方

初心者にとって安いインパクトドライバーは魅力的ですが、値段だけで選ぶということは避けたいところです。というのも、購入してから失敗することもあるからで、安くても基本的なインパクトドライバーの選び方は最低限押さえておくべきでしょう。
では、以下で安いインパクトドライバーを選ぶ際のポイントを見ていきましょう。

|給電方式の違い

インパクトドライバーの給電方式には、電源コード式とバッテリー式の2種類があります。

パワー&持続性ならコード式

電源から給電できるコード式は、ハイパワーで安定した電力を供給できるのが特徴です。電池残量を気にする必要もなく、パワーダウンもしないため、電源を確保できる場所で作業をするならコード式がおすすめでしょう。
また、バッテリーを取り付ける充電式よりも軽量なので、作業中疲れにくい点もメリットです。

取り回しの良さならバッテリー式

バッテリー式の魅力は、なんといっても場所を選ばず使用できる取り回しの良さでしょう。屋内外関係なくフットワークの軽さは、充電式ならではです。また、コードがないので作業中の煩わしさもなく、ストレスなく作業に集中できるのもメリットです。

|バッテリー式ならリチウムイオンがおすすめ

バッテリー式にはリチウムイオン電池とニッカド電池の2種類がありますが、現在はリチウムイオンが主流となっています。
リチウムイオンは、大容量で電池の持ちも良く、継ぎ足し充電も可能な高性能バッテリーで、電動工具に限らずあらゆる電気製品に使用されています。

一方、ニッカド電池はひと昔前に使用されていたバッテリーで、現在ではノーブランドや格安の電動工具に使用されています。継ぎ足し充電をすると性能が下がること、また自己放電率が高いことが欠点です。
したがって、バッテリー式を選ぶのであれば、少し値段が高くなってもリチウムイオン対応のものを選ぶことをおすすめします。

|締め付けトルクの目安

インパクトドライバーには、ボルトやネジを締め付ける力の目安を指す「締め付けトルク(N・m)」というものがあります。
家具の組み立てやちょっとした家庭でのDIYであれば30(N・m)、本格的なDIYなら90(N・m)、さらに本格的な作業や現場仕事であれば120(N・m)以上を選ぶと良いでしょう。
なお、電動ドリルドライバーの締め付けトルクは、簡単な穴あけやネジ締めができる3(N・m)~10(N・m)程度となっています。

安いインパクトドライバーを購入するうえでの注意点

安いインパクトドライバーを購入するうえでは、安いからこそ把握しておきたい注意点があります。購入してから、思っていたものと違ったと後悔しないように、以下の点はよく理解しておきましょう。

▶耐久性が低い

安すぎるインパクトドライバーは、ある程度の価格帯のものと比べると耐久性が劣ると考えたほうがいいでしょう。というのも、安いインパクトドライバーはライトユーザー向けで、ちょっとしたDIYや作業に使用するものだからです。
例えば、用途以上の負荷がかかる作業では故障することもあるので、安いモデルはあくまでちょっとしたホームユース向けと考えましょう。

▶パワーが低い

やはり安いものはホームユース向けですから、本格的なDIYとなるとパワー不足は避けられません。ただし、リーズナブルな価格帯でも締め付けトルクや電圧が十分に高いモデルもあるので、よく確認しておきましょう。

▶互換性は期待できない

マキタやHiKOKIなどの主要メーカーの場合、同じメーカーでかつ電圧が同じ電動工具であれば、バッテリーを使い回すことができます。
一方で、安いインパクトドライバーはノーブランドのものも多く、互換性には期待できません。

ホームセンターで買えるおすすめの安いインパクトドライバー

ここからは、ホームセンターでも購入できる安いおすすめのインパクトドライバーをご紹介していきます。
性能にも優れ、口コミ評価の高いものをピックアップしています。

アイリスオーヤマ 充電式 インパクトドライバー 10.8V JID80

アイリスオーヤマの人気の家庭用インパクトドライバーです。定価は8,000円前後ですが、Amazonなどでは6,000円前後とさらに安い価格帯で販売されていることもあります。
電圧10.8V、バッテリー式(リチウムイオン)の容量1,500mAhで、最大締め付けトルクは80N・mと日曜大工なら問題なく使用できる性能を備えます。
また、付属品としてバッテリーや充電器に加え、多彩なビット10種もセットになっています。この安い価格帯でこれだけの性能と付属品は、大変コスパが良い優秀モデルと言えるでしょう。
ホームセンターで初心者向けの安いインパクトドライバーを探している方にはイチオシです。

京セラ(Kyocera) 旧リョービ インパクトドライバー CID-1130

旧リョービ、大手メーカーの京セラが販売するおすすめのインパクトドライバーです。定価は13,000円前後ですが、Amazonなどでは7,000円前後、カインズなどのホームセンターでは8,000円前後の価格帯で販売されています。
電源コード式の180W、最大締付トルクは115N・mで、家庭での本格的なDIYには十分な性能を備えます。
大手メーカーということもあり、初めてのインパクトドライバーで失敗したくない方にはおすすめです。

やっぱり安心の大手メーカー!安いインパクトドライバーモデル

続いては、ネット通販などで購入できる安心・信頼の大手メーカーのインパクトドライバーをご紹介します。

マキタ(Makita) AC100Vインパクトドライバ MTD0100

電動工具といえばやはりマキタでしょう。こちらは家庭用DIY向けの人気のインパクトドライバーで、定価は15,000円前ですが、Amazonなどでは10,000円程度で販売されています。
電源コード式のAC100V、最大締付けトルクは100N・mで、自宅での本格的なDIYには申し分ないパワーを備えています。口コミ評価も高く、リーズナブルなマキタモデルを探している方にはおすすめです。

HiKOKI(ハイコーキ) 14.4V インパクトドライバ FWH14DGL(2LEGK)

旧日立工機、ハイコーキの人気のコードレスインパクトドライバーで、こちらはAmazonのカテゴリランキングでベストセラーを獲得しています。Amazonでの販売価格は9,000円~10,000円前後で、電圧14.4V、最大締め付けトルクは140N・mとかなりパワフルな点が魅力です。また、リチウムイオン電池も1.3Ahから高容量の6.0Ahまで選ぶことができます。使用感も良く、評価も高いモデルなのでぜひ一度チェックしてみると良いでしょう。

最後に

安いインパクトドライバーはそれなりに安い理由があり、やはり買ってから後悔しないためにも選び方はよく押さえておくことが大切です。とはいえ、近年では安くても高性能なモデルも手軽に購入することができるので、一度近くのホームセンターに足を運んでみると良いでしょう。