【電動ドリルで研磨】ポリッシャーバフの選び方やおすすめ5選

電動ドリルの先端工具に、ポリッシャーバフを取り付けて研磨作業に活用できないかと考えている方もいるのではないでしょうか。専用の電動研磨工具はお金がかかりますから、手元にある電動ドリルが活用できれば節約にもなります。

そこでこの記事では、電動ドリルに装着する研磨用ポリッシャーバフの選び方から、おすすめのバフセットや電動ドリルをご紹介していきます。また、電動ドリルで車を磨く際の注意点についても見ていきます。

電動ドリルで研磨できるポリッシャーバフとは?仕組みと用途

まず、電動ドリルといえば、ドライバーとして使ったり、木材や金属に穴をあけるためのなじみ深い電動工具ですが、先端工具やアタッチメントにバフや砥石を装着することで、研磨用のポリッシャーとして使用することができます。

ポリッシャーバフとは、ヤスリなどの数ある研磨道具の中の一つで、主にウールやスポンジなどのディスク状の研磨バッドを指します。研磨、汚れ落とし、艶出しといった3つのポリッシャー作業に大いに活躍します。

一般的に車やバイクのボディ磨きをはじめ、台所のステンレスシンクなどの研磨・洗浄といった"バフがけ"に用いられます。

電動ドリルの研磨用ポリッシャーバフの選び方

電動ドリルの先端に装着するバフには、研磨性能に関わるさまざまな種類があります。バフの種類によって仕上がりに違いが出てくるため、対象物や用途に応じた種類を選ぶことが大切です。

用途に合わせた素材選び

バフは素材によって、目の粗さが異なるなどさまざまな特徴があります。バフがけのメジャーとなる車磨きには、主にウールとウレタンの2つの種類が用いられます。

ウールバフ

ウールバフとは、ディスクの表面に羊毛が使用されたバフのことです。表面を傷つけないきめ細やかなソフト性と、かつ研磨力にパワーがあることが特徴です。そのため、キズができた車の初期研磨向けとして、または塗装でできたシミを除去する際に用います。

また、ウールバフは、さらにロングウールとショートウールと2つの種類に分けられます。ロングウールとは、毛の長いウールバフ、またショートウールは毛の短いウールバフを指し、毛足の長さによって研磨力が変わってきます。

ロングのほうが扱いやすくパワーがあるため、車のボディケアには多くの方がロングウールを選ぶ傾向があります。ただし、ショートウールに比べると耐久性が劣るのが特徴です。

ウレタン素材のスポンジバフ

ウレタンバフやスポンジバフと呼ばれるバフで、ウールバフに比べると研磨力のパワーが劣り、仕上げ用やワックス用に適した素材と言えます。

特に、研磨力に関わる目の粗さはチェックしたいところで、中目タイプや細目タイプ、極細目タイプ、超微粒目タイプなどがあります。また、ディスクの厚さや弾力にも種類がありますから、対象物や用途に応じて合ったものを選びましょう。

用途に合わせて形状・サイズを選ぶ

研磨用のポリッシャーバフは、形状やサイズもさまざまです。車のバフがけには、円形のディスク状で、かつポリッシャーのパッド部に合わせたサイズを選びます。一方、貴金属製品や家具の艶出しには、細かい作業に適した小ぶりのサイズがおすすめでしょう。

セット品を選ぶ

電動ドリル用のポリッシャーバフには、初期研磨から仕上げまでを完結できるセット品や、同じ種類だけをセットにしたものなど、さまざまなセットが販売されています。初心者であれば、完結できるセットを選ぶなど、状況に合わせて選ぶのが良いでしょう。

研磨・洗浄におすすめする電動ドリル用ポリッシャーバフセット

ではここからは、電動ドリルに取り付けて使うおすすめのポリッシャーバフセットをご紹介していきます。

・WILTEEXS ポリッシャーバフセット

車の研磨やワックスがけはもちろん、台所用品の掃除や家具磨きなどさまざまな用途に対応した研磨・洗浄ピースがセットになったポリッシャーバフ商品です。

セット内容は、ウールバフやスポンジバフをはじめ、マイクロファイバーや精錬パッドなど、形状・目の粗さも含めて合計12ものピースがセットになっています。使用範囲が幅広いので、さまざまな掃除や研磨に使い方におすすめです。

・Pearl’s ポリッシャーバフセット

こちらは電動ドリル用の車のバフがけにおすすめするポリッシャーバフセットで、初期研磨から仕上げ、艶出し、ワックスがけまでが完結できる商品です。

セット内容は、粗目・細目の2種の羊毛バフに、平型・波型の2種のスポンジバフ、また取り付けネジなどを含めた計7パーツです。注目したいのは六角軸付きである点で、別途でドリルチャックを購入する必要がありません。収納ケースも付いているので、携帯性・収納性に優れたバフセットと言えます。

・100均

さまざまな生活雑貨を取り扱う100均でも、実は電動ドリル用のポリッシャーバフがフルセットで展開されています。値段も安くワンコインで揃えられるため、節約したい方にはおすすめです。ただし、やはりメーカーが販売しているものとは素材の質も大きく違うため、それを理解したうえで使用するのが良いでしょう。

研磨用ポリッシャーに使えるおすすめの電動ドリル

ポリッシャーバフに併せて使用する、おすすめの電動ドリルもご紹介していきましょう。

・マキタ(Makita)低速用ドリル 6304LR

最初におすすめするのは、総合電動工具メーカーとして、国内で最も信頼されるマキタの低速用ドリルです。バフを取り付けるポリッシャーとしての使用はもちろん、高トルクで大径の穴あけ作業を楽々にこなせるため、木材のDIY作業にもイチオシの電動ドリルです。

・リョービ(RYOBI)ドライバードリル CDD-1020

初心者に握りやすいグリップ形状で、初めて電動ドリルでポリッシャーを使用する方におすすめです。トルク数も実に20段とクラッチで細かく調節することができ、非常に扱いやすい電動ドリルと言えます。ポリッシャーとしてはもちろん、家庭でのDIYにも大変コスパの良いおすすめの商品でしょう。

また、電動ドリルはホームセンターでも販売されていますから、手軽に購入したい方ぜひそちらもチェックしてみると良いですね。

電動ドリルでポリッシャーバフを使う際の注意点

最後に、電動ドリルにバフを取り付けて、車のボディを研磨する際の注意点について見ていきましょう。

  • 適切なサイズのバフを選ぶ
  • バフのサイズが大きすぎると、研磨をする際に動作が安定せず、研磨中にバフが外れてしまう可能性もあります。また、小さすぎてもブレた際にベースがボディに接触してしまうこともあるため、安定して研磨ができる適切なサイズを選ぶことが大切です。

  • 低速で小傷を消しながら艶を出す
  • 速度が速すぎると、塗装がダメになってしまうため、速度を抑えてじっくり小傷を消していくことがポイントです。

  • 同じ場所を連続してかけすぎない
  • キズが消えないからと、同じ場所何度も磨きすぎてしまうと、摩擦の熱によって塗装を劣化させてしまう恐れがあります。

まとめ

電動ドリルに研磨用のポリッシャーバフを装着すれば、愛車やキッチンシンク、自宅の家具などを手早く研磨・洗浄できることが分かりました。今回ご紹介したバフの選び方やおすすめ商品を参考に、ご家庭の大切な家財をケアしてみてくださいね。