マルチツールEVOとは?ブラックアンドデッカーの新型工具を紹介

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DIYを始めると作業の幅が広がるいろんな電動工具をほしくなるところですが、費用もかかりますし、初心者にとっては敷居が高くなるものです。そこでそんなDIY初心者におすすめするのが、ブラックアンドデッカー社が取り扱うマルチツールEVOです。マルチツールEVOとはどのような電動工具で、どのような使い方ができるのでしょうか。
今回は、DIYを1台で完結させる画期的な電動工具、ブラックアンドデッカーのマルチツールEVOについて詳しくご紹介していきます。

ブラックアンドデッカーとは

そもそもブラックアンドデッカー(BLACK+DECKER)社とは、1910年に創業されたアメリカの電動工具メーカーです。オレンジ×黒で統一されたデザイン性の高いカラーリングは、ひと目見ただけでそれがブラックアンドデッカーのものだと分かる有名なブランドカラーです。

実は、ブラックアンドデッカーは、現在主流となっているピストルグリップ型の電動ドリルを初めて開発したメーカーで、携帯型電動工具のパイオニアとも言えます。
そんな現代の電動工具の礎となったブラックアンドデッカーで、近年注目されているのが電動工具のマルチツールEVOです。

ブラックアンドデッカーのマルチツールEVOとは

ブラックアンドデッカーが展開するマルチツールEVO(エボ)とは、先端工具であるヘッドアタッチメントを取り替えるだけで、さまざまなDIY電動工具に早変わりするピストルグリップ型の万能ツールです。

もともとは2020年7月に旧モデルに代わって発売された新型モデルで、ボディの約11%の軽量化、グリップの7mmの細径化、バッテリー約30%の増量など、従来機よりも使いやすさをさらに向上させたのがマルチエボです。
そんなマルチツールEVOが高い評価を得ていることには、主に3つの理由が挙げられます。

▶ヘッドアタッチメントが豊富

マルチツールEVOの最大の魅力は、ヘッドアタッチメントが豊富に揃っているという点です。その数、実に12種類のヘッドアタッチメント、さらに全11種のドリル・ドライバービットが揃っています。まさに1台で変幻自在な使い方ができる夢のようなDIY電動工具と言えるでしょう。

▶DIY初心者でも手が出しやすい

DIY初心者にとって、専用工具を買い揃えることはなかなか敷居が高く、費用的にも難しいものです。しかし、ブラックアンドデッカーのマルチツールEVOなら、1台あれば他の専用工具を揃える必要もないため、コストはもちろん、収納スペースも圧迫する心配がありません。このことから、DIYデビューする初心者には敷居が低い大変魅力的な電動工具と言えます。

▶バッテリー式でどこでも使える

マルチツールEVOは充電式のリチウムイオンバッテリーであることも魅力の一つです。コード式ではないので屋内外問わずどこでも使えますし、持ち運びにも困りません。また、マルチツールEVO本体にはリチウムイオン電池が2個付属しているため、長時間の作業でも安心して使うことができるでしょう。

ブラックアンドデッカーのシーン別おすすめマルチツールEVO

ここからは、ブラックアンドデッカーの中でも、口コミレビューの高いおすすめのマルチツールEVO製品を用途・シーン別でご紹介していきましょう。
なお、以下でご紹介するモデルにはいずれもリチウムバッテリー(2.0Ah)、急速重電機、専用の収納バッグ・ケースが付属されています。

【DIYお試し基本セット】

▶マルチツール ベーシック 18V EVO183B1

こちらはDIYの基本のヘッドアタッチメントがセットになった初心者向けのベーシックモデルです。付属のヘッドアタッチメントには、

  • ドリルドライバー:穴あけ・ネジ締め
  • ジグソー:木材などの曲線切断
  • サンダー:仕上げ用研磨

の3種類に加え、各種ビットやサンドペーパーなどがセットになっていて、初めてのちょっとしたDIYにはぴったりの初心者モデルと言えます。
電圧も18Vと十分なパワーで、ドリルドライバーの最大トルクは22N・m、11段階のクラッチ機能を備えています。
研磨用のサンダーは暴れやすいので、下に押し付けて使うようにしましょう。

【ちょっとしたDIYは完結!4つのステップアップセット】

▶マルチツール プラス 18V EVO183P1

ベーシックモデルでは少し物足りないというDIYビギナーなら、4種類のヘッドアタッチメントがセットになったプラスモデルが評判です。

4種類のヘッドアタッチメントには、

  • ドリルドライバー
  • インパクトドライバー
  • サンダー
  • 丸ノコ

がセットになっており、ベーシックモデルと比較するとネジ締めに特化したインパクトドライバーと切断用の丸ノコの有無の2点に違いがあります。

ジグソーと丸ノコはどちらも切断用ですが、基本的に直線切りができる丸ノコのほうが汎用性があり、よりスピーディな切断が望めるでしょう。ただし、切断できる木材の厚さは20mm程度で、それ以上に厚い木材の切断には不向きです。

【DIYのエキスパート!5つの本格セット】

▶マルチツール エキスパート 18V EVO185E1

さらに本格的なDIYをしたいという方であれば、5種類のヘッドアタッチメントがセットになったエキスパートモデルがおすすめです。
付属のヘッドアタッチメントには、

  • ドリルドライバー
  • インパクトドライバー
  • 丸ノコ
  • ジグソー
  • マルチのこぎり

がセットになっています。
マルチのこぎりは粗大ごみの解体や枝の剪定などに使えるので、DIY以外でも活躍します。
仕上げ用のサンダーがほしい方は、別途でサンダーのアタッチメントを購入するのも良いですね。価格はご紹介した3つの中では一番高いですが、色んなアクセサリを使いたい方にはこちらがおすすめでしょう。

ブラックアンドデッカーその他のヘッドいろいろ6種

ブラックアンドデッカーでは上記でご紹介したヘッドアタッチメント以外にも、さらに6種類のヘッドが展開されています。すでに本体ツールをお持ちであれば、お好みの単体ヘッドをあとから購入するのも良いでしょう。

▶2in1ガーデンエボヘッド GEH183N

生垣や芝生の刈り取りなど、庭の手入れ用に適したガーデンヘッドアタッチメントです。アクセサリのブレードには、芝生バリカンブレード(100mm)と庭木バリカンブレード(150mm)の2種類が付属されていて、最大切断径は8mmとなっています。

▶トリマーヘッド ERH183

DI面取りや溝掘りなどができる装飾加工用のトリマーヘッドで、DIYの出来栄えをより美しく、より高いクオリティに仕上げるには欠かせないアクセサリです。
付属ビットには、ストレートビット、シャクリ面ビット、ヒョータン面ビット、ギンナン面ビットの5種類がセットになっていて、DIYテーブルや加工物の角取りを好みの形で加工することができます。
ケガ防止にもなるため、特に子どもがいる家庭のDIYにはおすすめです。

▶振動ドリルヘッド EHH183

コンクリートやモルタルブロック、レンガのちょっとした穴あけに活躍する振動ドリルアタッチメントです。最大トルク46N・mでクラッチ機能付き、さらに振動OFFにすることでドリルモードに切り替えることも可能です。

▶マルチはさみヘッド EMS183

厚手のビニールやカーペットをはじめ、薄い鉄板・金網などの切断が可能な万能ハサミアタッチメントです。
切断可能な厚みは、各素材で

  • カーペット:6mm
  • ビニール:3mm
  • 薄い鉄板:0.5mm

となっているため、これ以上の厚みのあるものは切断に難しいと考えましょう。

▶オシレーティングヘッド EOH183

劣化したコーキング材やタイルを剥がしたり、タイル目地を削り取ったりなど、主に剥離・切断・研削作業に使用するヘッドアタッチメントです。

▶空気入れヘッド EIF183

車や自転車のタイヤ、ボールなどの空気入れとして使用するアタッチメントです。付属品として、仏式・英式アダプター、浮き輪用アダプター、ボール用アダプターがセットになっているため大変お得な空気入れヘッドです。

最後に

今回は、ブラックアンドデッカーのマルチツールEVOについてご紹介してきました。マルチツールEVOは主にamazonなどのネット通販で購入することができますが、コストコなどではセール割引をしていることもありますので、ぜひチェックしてみると良いでしょう。