ポリッシャーのおすすめモデルと選び方のあれこれ【初心者必見】

ポリッシャーのおすすめモデルと選び方のあれこれ【初心者必見】

愛車をきれいに、効率的に磨いてくれる車用ポリッシャー。車好きの方であれば、家庭用として一台は手元に置いておきたいところでしょう。とはいえ、ポリッシャーにも回転方式などの違いがあったり、メーカーごとにさまざまな種類・モデルが販売されているため、どれを購入すればいいのか戸惑うものです。
そこで今回は、初心者に向けたポリッシャーのおすすめの選び方から人気のモデルをご紹介していきます。

車用ポリッシャーのおすすめの選び方

車の傷消しや艶出し、ワックスがけなど、ポリッシャーがあれば車磨き全般には困りませんし、自分で好きなときにきれいにすることができます。まずは、ポリッシャーにどんな種類があるのか、主に初心者に向けた選び方を見ていきましょう。

|回転方式

①初心者におすすめのダブルアクション

花を描くように複雑な動作で回転をするダブルアクションは、回転方式の中では最も初心者向けであり、かつ主流のポリッシャーです。

独特な回転軌道で重点が分散されることから、熱を帯びにくく、マイルドな研磨力を備えます。逆にいうと研磨力は弱いですが、仕上げ磨きや艶出しなどには最適で、失敗も少ないのがダブルアクションです。

メーカーごとさまざまな種類が展開され、選択肢も充実しています。ただし、動作の振れ幅が大きいこと、重量は重くなりがちなことから、作業者にとってやや疲れやすいデメリットもあります。

②オールマイティのギアアクション

歯車のようなギザギザとした回転をするギアアクションは、シングルアクションよりもマイルドな研磨力で、かつダブルアクションより強い研磨力を備えるバランス型ポリッシャーです。洗車キズやオーロラも出にくく、小傷から深い傷をはじめ、固着した水垢の除去に対応することができます。
比較的軽量なモデルが多く、ハンディポリッシャーとして初心者や女性にも扱いやすいのが魅力です。

③上級者にはシングルアクションもおすすめ

1つの軸でシンプルに回転するシングルアクションは、研磨力をダイレクトに活かせるパワー型のポリッシャーです。とにかく研磨力が高く、スピーディに研磨作業をこなすことができるのが強みです。
ただし、そのぶん熱がこもりやすくオーロラも出やすいため、扱うには高い技術が求められます。熟練者にはおすすめですが、初心者には不向きなポリッシャーでしょう。

|給電方式

安定&パワー重視なら電源コード式がおすすめ

電源から給電する電源コード式は、作業中にパワーダウンやバッテリー切れをする心配がなく、長時間でも安定した高いパワーを持続できることが強みです。また、バッテリーのない充電式よりも軽量なので、車の近くでも電源を確保できる方にはおすすめです。

電源のない屋外なら充電式がおすすめ

充電式はなんといっても場所を選ばず使用できるコードレスであることが魅力です。持ち運びにも便利なので、車の近くで電源が確保できない方にはおすすめです。

ポリッシャーバフの選び方

車磨きでは、なにもポリッシャー本体の選び方だけが大切なわけではなく、バフ選びの知識を身に付けておくことも大切です。特に車のボディは繊細ですから、研磨工程に合わせてバフを使い分けるようにしましょう。

|バフの種類

傷消しや初期研磨におすすめのウールバフ

羊毛を使用したウールバフは研磨力が高く、ボディに付いた傷や水垢汚れを除去する初期研磨におすすめです。さらにウールバフには、毛足の長いロングウールと短いショートウールに分けられます。
ロングウールはショートよりも研磨力があり、ダブルアクションやギアアクションに用いられますが、毛足が長いぶん耐久性に劣ります。
反対に、ショートウールはロングよりも研磨力はマイルドですが、耐久性に優れています。全体的な使用率としてはロングウールのほうが高いでしょう。

最終仕上げにおすすめのスポンジバフ

スポンジバフはウレタンスポンジとも呼ばれ、マイルドで繊細な研磨力を備えることから、最終仕上げに使用します。スポンジの目の粗さには、中目・細目・極細目・超微粒子といった種類があり、段階的に使用することでより滑らかなボディに磨き上げることができます。

ガラス磨きにおすすめのフェルトバフ

フロントガラスなどの窓ガラスを磨くなら、表面にフェルトが貼られたフェルトバフがおすすめです。油膜除去剤を併用することで油膜取りができますし、ガラス研磨剤を使用すればウロコ状のシミ取りをすることもできます。

|バフのサイズ

ポリッシャーの取付サイズに合わせる

バフのサイズは、使用するポリッシャーの取付サイズに合わせたものを選びます。例えば、取付サイズがφ125であれば、125mmのバフを選びますが、取付サイズの+5mm~1cmであれば使用することが可能です。

コンパウンドのおすすめの選び方

ポリッシャーでの車磨きに欠かせないのが、研磨剤となるコンパウンドです。用途に応じてさまざまな種類があり、バフ選びと同様に選び方のポイントを押さえておきましょう。

▶バフや研磨工程に合わせた粒子選び

コンパウンドには研磨粒子が含まれており、使用するバフや研磨工程によって粒子の大きさを変える必要があります。当然、粒子の大きいものほど研磨力があり、小さくて微細なものほど研磨力がマイルドになります。
粒子の種類と用途は以下の通りです。

  • 中目
  • 研磨力が強いので、固めのウールバフに塗布して深い傷や固着した汚れなどに使用します。作業効率は高いですが、磨き傷を残しやすいリスクがあります。

  • 細目
  • ウールバフに塗布し、塗装面の肌調整や浅い傷に使用します。

  • 極細目・超微粒子
  • 細目でできた磨き傷や浅い洗車キズに用いられます。柔らかいウールバフやスポンジバフと併用します。

  • 艶出し
  • 非常に微細な粒子で、艶出しや鏡面磨きといった仕上げ磨きに使用します。

▶ペーストタイプと液体タイプを使い分ける

コンパウンドの形状には、ペーストタイプと液体タイプがあります。ペーストタイプは粘度が高いぶん、ボディの側面や下側に、流れ落ちやすい液体タイプはボンネットやルーフなどの平面の広い部分に使用されます。
ペーストタイプは広がりにくく磨きムラが出やすい一方で、液体タイプは伸びが良く均等にムラなく塗布できる特徴があります。磨く場所によって両者を使い分けると良いでしょう。

初心者におすすめの家庭用車ポリッシャー

ここからは、初心者に扱いやすいおすすめの家庭用車ポリッシャーをご紹介していきます。いずれも口コミ評価が高いモデルをピックアップしたので、よくチェックして自分に合ったものを選んでみてください。

京セラ(Kyocera) 旧リョービ ダブルアクションポリシャ PED-130KT 637011A

旧リョービ、京セラが販売する人気の車用ポリッシャーです。回転方式は初心者にも扱いやすいダブルアクションが採用され、車のボディを傷付けにくく、きれいな仕上がりで車体を磨き上げてくれます。また、回転数調節機能も搭載され、状況に応じて回転数をコントロールすることもできます。
さらに、人気の理由は付属品が充実している点で、

  • スポンジバフ(150mm)
  • 手掛けバフ
  • 自動車用艶出し剤(超微粒子コンパウンド
  • マイクロファイバークロス

がセットになっています。
口コミ評価も高いので、初心者でポリッシャーを探している方は必見でしょう。

マキタ(Makita) 充電式ランダムオービットサンダ 18V 125mm BO180DZ

電動工具の代表的メーカー、マキタのおすすめの充電式ポリッシャーです。こちらも使いやすいダブルアクションによる回転方式で、他のメーカーに比べて小型モデルであること、また作業性に優れたコードレスであることが魅力です。さらに、充電式であるにもかかわらず、AC機と同等の回転数を誇り、パワー不足の心配もありません。
こちらは付属品としてサンディングディスクが付いているので、バフは別途で購入するようにしましょう。安心と信頼のマキタで電動工具を揃えたい方は、ぜひこちらをチェックしてみると良いですね。

RUPES ビッグフット ダブルアクションポリッシャー LHR15MARK3

こちらはイタリアのメーカー、ルぺス(RUPES)の人気のポリッシャーで、コーティング業界での売れ筋も非常に高い優秀モデルです。ダブルポリッシャーは重量が重くなりがちな点がデメリットでしたが、こちらのモデルはパワフルながら軽量性にも優れ、プロはもちろん初心者にも使いやすいポリッシャーとなっています。また、トリガーの引き具合で細かいスピードコントロールもできるように改良されています。
初心者でもこだわったポリッシャーがほしいという方におすすめです。

最後に

今回は、初心者に向けた車用ポリッシャーの選び方からおすすめのモデルを詳しくご紹介してきました。ポリッシャーは車磨きの他にも、木工DIYやバイクケア、台所シンク、床磨きなどの作業にも使用することができます。さまざまな活用方法を見出せるポリッシャーを、ぜひ1台手元に置いて見てはいかがでしょうか。