マルチツール充電式の魅力とデメリット&おすすめモデルを厳選

マルチツール充電式の魅力とデメリット&おすすめモデルを厳選

マルチツールといえば、1台あればさまざまな作業用途に活躍する人気の電動工具です。そんな電動工具選びの悩みどころとして、コード式と充電式がありますが、やはりおすすめは充電式のバッテリータイプです。

そこでこの記事では、マルチツールで充電式がおすすめの理由からデメリット、またメーカー別でおすすめの充電式マルチツールを詳しくご紹介していきます。

そもそもマルチツールとは?

そもそもマルチツールとは、先端のアタッチメントを交換することで、切断・剥離・研削といったさまざまな作業が行える便利な多機能電動工具です。本体ツールと替刃のブレードさえあれば、1台で何役もの使い方ができるため、本格的なDIYや現場作業で重宝されています。

1台あれば電動工具をいくつも購入する必要がない点、また従来の回転工具と違いキックバックや巻き込みが起きない安全性の観点からも、近年マルチツールが注目を集める大きな理由でしょう。

充電式マルチツールがおすすめの理由

では、そんなマルチツールを購入するうえで、充電式のバッテリータイプがおすすめされる理由とは何でしょうか。以下で3つの理由について詳しく見ていきましょう。

①場所を選ばずどこでも使える

コードレスなので電源の有無に左右されず、屋内外どこでも使える手軽さは充電式ならではのメリットです。コード式の場合、場所によっては延長コードが必要になることもありますし、特に移動しながらの使い勝手では充電式に軍配が上がるでしょう。
また、取り回しも良く、携帯性にも優れているため、移動の多い現場作業では充電式がおすすめでしょう。

②互換性があるので使いまわせる

近年、充電式電動工具で主流のリチウムイオンバッテリーは、同じメーカーでかつ同じ電圧であれば、他の充電式電動工具を使いまわせる互換性があります。例えば、充電式電動工具をマキタで統一させているなら、マルチツールもマキタで揃えるとバッテリーを使いまわすことができます。

③誤ってコードを切断する心配がない

マルチツールは中でも切断用ブレードの使用頻度が高いことから、コード式の場合は誤ってコードを切断してしまうトラブルも少なくありません。
しかし、充電式のコードレスであれば誤って切断することもありませんし、現場作業でありがちな断線の心配もありません。

充電式マルチツールのデメリット

メリットの多い充電式マルチツールですが、一方で押さえておきたいデメリットもあります。用途によっては電源コード式のほうが使いやすい場合もありますので、デメリットもよくチェックしておきましょう。

①充電残量が減ってくるとパワー不足になる

電源コード式はコンセントから安定した給電ができる一方で、充電式は電気の残量が減ってくると次第にパワーが不足してしまいます。作業効率にも関わってくるため、特に連続使用する作業には充電式は不向きでしょう。

②充電が切れると作業ができない

充電がなくなれば作業ができなくなるため、常にバッテリーの充電残量を気にしながら作業をする必要があります。また、作業前には充電しておく必要があったりと、いつでもすぐに使える手軽さはありません。

③自然放電を起こす

実はリチウムイオンバッテリーは、使用していなくても時間の経過とともに少しずつ自然放電(自己放電)しています。ニカド電池やニッケル水素電池と比べると、自然放電率は低くなってはいるものの、全く使っていなくても半年に一度は充電するようにしましょう。

おすすめの充電式マルチツール

ここからは、口コミ評価の高いおすすめの充電式マルチツールをメーカー別でご紹介していきます。

▶マキタ

充電式マルチツール 18V TM51DZ(バッテリー・充電器別売)

こちらはブレード振動角度3.2°、最大振動数20,000min-1のハイパワー&高作業能率を実現したマキタで人気のマルチツールです。高容量の6.0Ahモデルで、1充電あたりの作業時間は約42分となっています。
また、実に42種類の豊富な先端工具に対応しているため、より幅広い作業に活用することができるでしょう。
なお、こちらはOIS規格なので、ブレードはOISとスターロックにのみ対応しています。スターロックプラスとスターロックマックスの替刃は使用できないので注意してください。

▶ボッシュ

コードレスマルチツール 10.8V MLT1108

電圧10.8Vで容量は2.0Ahと大きくはありませんが、そのぶん本体は1.1kgと扱いやすい軽量さが魅力です。ブレード振動角度2.8°、最大振動数20,000min-1なので、10.8VでもDIYには十分なパワーを発揮してくれます。
なお、取り付け規格はベーシックなスターロック対応で、スターロック替刃のみ取り付けることができます。
ワンタッチでの簡単な着脱ができるので、DIY初心者におすすめのモデルと言えるでしょう。

▶ハイコーキ

コードレスマルチツール 18V CV18DBL(バッテリー・充電器別売)

ハイコーキで高評価を得る人気のコードレスモデルで、電圧は18V、振動角度は3.2°、最大振動数20,000min-1とパワフルなマルチツールです。容量は5.0Ahと大きく、1充電当たりの参考作業時間は約44分と長いため、連続した長時間作業で使いたい方にはおすすめです。
対応する先端工具は37種類と豊富で、用途に合わせてさまざまな作業に活躍してくれるでしょう。
なお、取り付け規格はOISなので、OIS替刃とスターロック替刃にのみ対応しています。

まとめ

充電式マルチツールは、場所を選ばず使える利便性、取り回しの良さが魅力で、フットワーク軽く使いたい方にはやはり充電式がおすすめです。ただし、バッテリーならではの特性もきちんと理解し、充電管理を怠らないようにすることも大切です。自身の使用用途を考えて、作業に合ったタイプを選べるようにしましょう。